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プロダクト戦略を考える上で気をつけてる情報収集法

もともと社内の新人に見せるように作ったものだが社内以外でも応用できるなと思ってブログにも書くことにした。自分がプロダクトの戦略を考える上で意識している情報収集方法をまとめてみました。もちろんひとつの考え方でむしろもっとこうした方がいいよというのがあったらどんどん意見いってほしい。

なぜ情報収集が大切か

基本的に意思決定の際に

  • 情報収集
  • 施策立案
  • 選択
  • 実行

を意識しています。大抵の人は他の人がやっている行動をしていて情報収集や、施策を自分で作る所をしない。網羅的に情報を集め網羅的に施策案を出し、それらを吟味していく作業というのは実はなかなかされていないんじゃないかという印象。でも選択肢のどれかを選ぶのは実はそこまで差がつかないと考えていて、ちゃんとした情報があれば誰でもそりゃそうだよねってことが大半です。(ただ政治的な理由でできない場合はある)そのためどんな情報をどの速度で得るか、そしてその情報からどういう施策をだすかが良い意思決定には最も重要であるというのが個人的な最も基本となる意思決定の考え方です。

情報を点で捉えず線で捉えよう

なにかの情報を見た時その情報をそのまま捉えるだけでなくそこから2手3手先を読むようにしている。2流は情報を点でしか捉えられず、1流はそこから2手、3手先を読んで線で情報を捉える。超一流は数パターンの2手、3手先を読んで立体的にものを見れる。訓練としては企業ごとにニュースを並べるというのがオススメ。それをすると一つのニュースをみて次どんな手をうつかのパターンを覚えることができる。

具体的な情報収集の方法

英語の一次情報を見るように

日本のIT業界は基本的にアメリカのパクリなのでアメリカのIT情報を英語で取っていれば予測できる。(最近だと中国もだが)一歩早く把握するために1つのメディアでいいから(techcrunchとかミーハーどころでいい)フォローしておくとよいかも。

海外のIT企業をcrunchbaseで見る癖をつけよう

www.crunchbase.com/

ここで資金調達の情報を中心に企業ごとにニュースを見れる。

IRをチェックしよう

調査対象が上場企業ならIRを見よう。

スタートアップをなめるな

IT系はつねにスタートアップの脅威を考えていないとすぐに抜かれる。しかし、スタートアップの情報は意識しないと取れない。おすすめはwantedlyを定期的に見る。wantedlyを見ればスタートアップの求人情報が見れ、求人は会社が将来やりたい事の要約である。ここを追っていれば予測ができる。

本よりSNS

本より優秀な人のSNSを見よう。anypayの木村さんは神。

twitter.com/taiga__
twitter.com/ashikagunso
twitter.com/ariyasu
twitter.com/pengin_two
twitter.com/santamariaHORI
www.facebook.com/hkunimitsu?fref=ts
twitter.com/ka2aki86
twitter.com/usksato
twitter.com/shinzizm2
twitter.com/ari_kou

本ではなく自分で調べる、研究するのが最速

本で学ぶことは半年以上前の事象であることが多い。つまり自分で日夜研究している人と本でしか物事を研究しない人では半年以上差がつく。そのためニュースやプロダクトの数字などで常に自分で研究するようにするとよいかも。逆に自分のプロ領域で本ではじめて知ることが多い場合、恥ずかしく思わないといけない。本を読んでいや知っとるわい!となるのが理想。

推薦図書

  • プロフィット
    • toBの交渉をする際にまず気をつけたいのがその会社が何を利益にしている会社なのかということ。そこを見誤ると交渉が平行線になる。この本を読めば大抵の会社のビジネスモデルを網羅できる。
  • 起業のファイナンス
    • 上にも書いたようにスタートアップを中心に競合他社の動きには常に気を使わないといけない。株主情報やファイナンスの情報は長期的な戦略をよく表しているのでファイナンスの知識を網羅し、IR、株主比率などを見れば違った見方ができる。
  • ポール・グレアムのエッセイ
    • IT企業にいるなら読んでいないと恥ずかしいやつ。ポール・グレアムの考え方でセールスについての考え方は特に参考になる。営業経験や小売経験があるとどの商材にどれくらい人が金を払い、どんな表情でどれくらい考えるかが分かる。セールスに行き、顧客の表情を見る経営者、プロマネは非常にその辺のセンスが鋭敏。
  • なぜ日本は〈メディアミックスする国〉なのか
    • 製作委員会がメディアミックスに及ぼす影響についてよくまとめられている。マンガアプリは今後どうアニメ化、映画化させるかが非常に重要な産業なのでこの辺の仕組みは勉強しよう。

プロダクトがうまくいかないときに陥りがちなこと

プロダクトは基本的にいきなりうまくいかないもので色々試行錯誤して方向性を決めていくもの。ただうまくいかないと陥りがちなことというのは結構パターンがあるなと最近感じてきた。最も多いのは社内のプレッシャーに押され、短期的な成果を上げる施策にばかりフォーカスしてしまうことだと思う。

プロダクトを作ってその方向性を決める。つまり幹となる部分を探す段階においては長期的に効く、再現性の高い施策を探さないといけない。しかし、うまくいかないと社内のプレッシャーやら何やらですぐに成果を出したいと思いがちである。そうなるとたいして再現性がないのにちょっとした成果をあげられる施策に走りたくなる。その結果、小さい成果しかあげられない小さくまとまったプロダクトになってしまう。

とは言え、社内やメンバーのまだ成果でないのかよ。。。このプロダクトは大丈夫なのか。。。という声はプロダクトマネージャーなどプロダクトの方向性を決める人間に取って死にそうになるぐらいつらい声かも知れない。でもそれの対策は小さい短期的な施策で行うべきではない。ある程度の期間そういった声をあまんじて受け、最終的に本質的な施策を行い、その成果で黙らせるべきだ。

それにはプロダクトマネージャーだけでなくて社長やもっと上の経営層の覚悟も必要かもしれない。

というのをセンゴク一統記の13巻で学べます。徳川家康が豊臣秀吉に戦い挑むんかーと尻込みしているときにここで戦わないと長期的に見たときにまた弱小大名として周りの目をきにしていきないといけない。ここで勝負しようと叱咤する場面は何千回読んでも泣ける。

ターゲティング手法の変化で広告媒体の市場がどうなるか予想してみた

広告市場は本当に滅茶苦茶変わっている。多分今後2−3年でもっと変わると思う。その変化は媒体側の集積とプレイスメントからオーディエンスへターゲテイングが移行するのがもっと進む事によって起こると思う。具体的にアドネットワーク、純広告、運用広告がどうなっていくか考えてみた。

オーディエンスターゲティングで媒体の差別点が薄くなる

webの広告市場は伸び続けているがその伸びというのは二社がほぼ独占的に取っていっている。もちろんその2社はgoogleとfacebookである。この2社が伸びている要因はgoogleは検索データ、facebookはデモグラデータを用いてその媒体にしかできないターゲテイングを提供していること、運用型広告という形で数百円単位で出稿できるようにして小さな事業者にも窓口を開いている所だと思う。

他の媒体の伸びが2社に取られているようにみえるのはターゲティング手法がプレースメントからオーディエンスに変わってきたことが大きな原因だと思う。というのも例えば今まで経営者にターゲティングしたい場合、経営者の見ている媒体を狙うのが一般的でこれはプレイスメントによるターゲテイングだった。ただオーディエンスでターゲティングできるようになってからは別に経営者に対してそういったメディアに掲載しないでもオーディエンスの識別さえできればfacebookでもそういったユーザーをターゲティングでできるようになった。

これにより、今まで持ってたプレイスメントの価値が薄くなり、それぞれの媒体のもっていた差別点が剥がされてしまった。これからはそういった枠をもった媒体同士だけの闘いではなくそういったユーザーオーディエンスデータをもった会社も競合になり競争は激化する。

引用:https://dmj.underworks.co.jp/2017/03/07/internet-ad-2016/

このグラフを見ても運用型広告の売上の割合が伸びている。下記のような予測もある。

引用:http://zen.seesaa.net/article/453667655.html

各広告プロダクトはどうなるか?

広告のプロダクトを下記に大別する。

  • 媒体と連動した運用型広告(facebookやgoogleのように小さい運用金額からデモグラなど細かいターゲテイングができ、運用しながらその設定を変えていくタイプの広告)
  • アドネットワーク(複数の媒体に出稿できるが細かいセグメントが切れない)
  • 純広告
  • PMP

媒体と連動した運用型広告が今後増えていく

アドネットワークと媒体と連動した運用型広告は効率的にユーザーを獲得したい、どの媒体に掲載されるかなどのブランディングはさほど気にしないというニーズでかぶっているためどんどん高精度な運用型広告に取られていくんじゃないかなと考えている。媒体と連動した運用型広告というのはfacebookやgoogleのように媒体のユーザーデータを持っている所でユーザーデータを第3者のアドネットワークより細かく取れるところを刺す。ここで取られるというのは既存の市場というより今後の伸びしろ部分でアドネットワークがなくなっていくわけではない。運用型広告ができるのは

  • ユーザー情報をもっている
  • ユーザー単位でターゲティングできる
  • 広告配信システム開発が必要になってくるのである程度大規模サイト

のサイトのみで中規模以下は引き続きアドネットワークが主流だと思う。フリークアウトさんがやっているこの施策はすごく良いなと思っていて、この運用型広告の裾野を広げられる。

「フリークアウト、媒体社向け広告配信プラットフォーム開発支援の新プロダクト「Red for Publishers」をリリース 〜第一弾として、複数のプレミアムパブリッシャーへのサービス提供を開始〜」
fout.co.jp/freakout/pr20170904/

今後上記の条件に当てはまる大規模サイトはgunosyやLINEのように独自の運用型広告を立ち上げていくだろう。自社で作れない、もしくはユーザー情報を持っていなくてフリークアウトのように大規模なDMPを持っている所からユーザー情報を持ってきたいところはフリークアウトの上記の取り組みの中に入るかもしれない。ただし、第3者のDMPのユーザーターゲティングは結局他の媒体でもできるのでただの量の勝負になってしまうのでやはり独自のターゲテイングを持っている所が強くなっていく。KURASHIRUもこのフリークアウトのソリューションを導入しているがおそらく料理メディアというだけでなく、女性メディアとしても売っていきたいと言うのが大きいんだと思う。

各プロダクトの動き

暫くの間はデモグラデータを元に潜在的なニーズを掘り起こす広告はfacebook、検索時という顕在化しているニーズをとるのはgoogleという住み分けになると考えられる。googleはandroidのデータを用いてアプリの広告をどれくらい強められるのかが今後の鍵だろう。facebookはinstaなどの連携がうまく行っているようにみえる。他の媒体を買収していき、そのデータをfacebookの正確なデモグラデータに紐付けて効率を良くしていく戦略でアップサイドをあげられそう。

twitterは生のデータで広告に使えるデータが少ないように感じる。今後tweet内容を機械学習して広告データに活用できる形に変換できるかが鍵になる。

純広告はどうなるのか?

バナーに関しては効果を求めるクライアントには運用型広告、プレイスメントを求めるクライアントにはPMPに移っていくと思う。ただ広告プロダクトはバナーだけではないので今後企画型のプロダクトが主流になっていくと思う。

音声UI(VUI)が台頭する時代にどうプロダクトづくりをしていくか

最近googlehomeを使っていて本当に便利だなあと思った。買う前になにを具体的にやろうかとリストアップしたんだが正直そこまで使う機会無いなあと思いつつも一応買うみたいなテンションだったがいざ使ってみると生活が変わった気がする。といって僕は音楽聞くのとchromecastの操作とアラームぐらいなんだがやはり数秒でも早くなるともう戻れなくなる。これから本格的にVUIが浸透してくるんだろうなと思いつつ、僕らプロダクト作る側はなにを意識しないといけないのか考えてみた。

今までとは違うUIの作り方

今までのGUIだと

  • 選択肢を見せて
  • ユーザーに選ばせる

が基本だったがVUIは見せることができないのでユーザーがもともと知っているものに限定される。新しいコンテンツを選ぶみたいなことが難しく、コンテンツリコメンドの精度やもともとリストを持っている所が強い。例えばVUIを起点に音楽サービスを展開しようとしてもspotifyのほうがそのユーザーのすきな曲のリストを持っているのでユーザーが音声で選びやすい。

また何ができるのか想像しやすいものでないと難しい。(提示がその都度できないので)

広告ビジネスはどうなるのか?

音声での広告というとラジオを思い浮かべるがラジオのようにコンテンツの中に挟み込むのはありだがAIスピーカーで起動するのを早くするツール系のサービスは広告を挟むのが難しい(広告が来ると時間がかかり本末転倒)基本webサービスは広告ビジネスを行ってきたがここは大きく発想を変えないと難しそう。

  • AIスピーカーでの用途で終わらないであくまで補助のもの
  • 音声コンテンツを提供するもの
  • サブスクリプションモデルで課金させるもの

が増えそう。

入り口を数社が握るということ

スマホでもそうだがAIスピーカーでも専用端末が入口になるため数社が寡占するだろう。その中でどう生きていくのかが重要。

自分の経験を振り返ってどれが一番良かったか考えてみた

もう2017年も終わるなあと思い、今年なにやったっけーと考えていたんですが僕ももう29で20代最後の年末なので人生ごと振り返りたいなあと思いました。(振り返りすぎかもしれない)色々あったような無かったような。

大学をコスパで決めた

自分は中央大学出身なのだが決めた理由はコスパだった。3年のころ勉強していなくてひどい成績だった。正直地元の名前書けば受かるようなところに行きたいなと思っていたのだが親がマーチ以上じゃなきゃお金出さないぞと。大学は人脈と学歴を買いに行くところだからマーチ以上じゃなきゃコスパに見合わない。高卒で働けと。なるほど。それはお金出す側からするとまっとうな考えだなと思い、どうにか間に合う方法を考えた。

よくよく調べると中央大学の総合政策学部は国語と英語の2科目のみでしかもマーク式だった。これだったらオレでもいけるかもと思い、過去問を解いたがそりゃそうだが他の学校よりかなり問題数も多いし、平均点が高い。ただこのひたすらスピードで勝負するのは自分に合っているなと思い、ここ一点突破で受験した。結果は成功で数ヶ月の勉強でなんとかキャンパスライフを手に入れることができた。

わりかし、このときの戦略を考え、リソースを集中させる考え方は今でも役立っている。我ながらいい判断だったなと思っている。

バンドがチームのものづくりの面白さを教えてくれた

大学になぜ入りたかったか。それはバンドをしたかったからである。自分はベースを弾くのが好きでなおかつ曲作りが好き(今でも)

こんな感じの曲を書いている。この時人を誘い、曲を作るようになった。自分の曲作りの仕方は歌とギターコードつけてあとは丸投げする。各々のパートが肉付けをしていく。そして一緒に合わせながらあーだこーだいって作っていく。自分の思い描いていたものと違うものを違う人間が作り、そしてあわせていくと自分一人では想像できないものができていく。この面白さに惹かれていった。この経験がチームで物をつくる楽しさに目覚めた原体験だった。これはサービスづくりにもすごく共通している。

売れまくったぷち事業

学生の頃フリーペーパーを発行して売りまくっていた。理由は事業を自分で作ってみたかった。そしてホットペッパーなどのフリーペーパーを見ていて入り込めると思ったからだ。ホットペッパーなど飲食店のフリーペーパーはよく見かけると思うが、実はまあまあな値段がするし結構範囲が広い。正直わざわざ電車で行くような飲食店じゃないとコスパが見合わない。しかし、飲食店の殆どは商圏がさほど広くなく、1枠に数十万も払えない。なんでホットペッパー達がそこをカバーしないかというと会社である以上利益率の高いところをとるのが定石だからだ。印刷代よりも営業コストのほうがコスパが悪い。できるだけ高い案件を取り、部数を伸ばしたほうがいい。そこで会社という形式だとカバーしきれない商圏が狭く、数万規模で広告したい飲食店を主にフリーペーパーを発行した。これは非常に当たり、かなり売上をあげた。(とはいっても大した事ないが)この経験もビジネスというのはこういう局所戦もできる、大きさだけじゃないと思えていい経験になった。

起業も選択肢に入れた結果、大日本印刷にいった

よくなぜwebに関係ない大日本印刷に入ったのか?と聞かれる。たしかに他のweb系の企業でYなどから内定が出ていたが大日本印刷にした。理由は将来起業する可能性があったから。このときは可能性があったで確信ではなかった。ただ将来企業する時、自分の時代はwebだけで完結する事業ばかりではなくなっていること、あらゆる業界を知っておきたいなどの理由から下記の条件で探した。

  • toBの営業であること
  • あらゆる業界にリーチできる業界であること
  • 複数商材をあつかっていること

その条件だと大日本印刷は適切だったし、実際いい選択肢だったと思う。2年半ほど働いてやはり事業を作ってみたいと思い、起業した。

起業して全部すっからかんになった

起業した当初はなぜか根拠のない自信があってできるものだが、それが虚像だったなと知るのに時間はかからなかった。。。ただ幸運なのは一緒に創業してくれるエンジニアがかなり早い段階で見つかったことと彼といざこざが一切起こらなかったことである。人間関係が一番大変と色んな人から聞いたが自分は幸運にもこれは当てはまらなかった。しかし、事業はどれも小さく稼げるだけで大きい事業になりそうなものは生まれなかった。2年ほどたってやりたい事業のネタがつき、あきらめることにした。この時経験と共同創業者という友人以外本当になにもなくなりすっからかんになった。今思うと清々しいほどの失敗だった。

あまりリスクを感じなかった起業

ただじゃあこの起業をしないべきだったかというとそうは思っていない。この起業のおかげでこの後ピクシブにプロダクトマネージャーとして入社することになった。正直大日本印刷の営業からここにいくことはできないと思う。起業するときに正直失敗した時どうなるんだろうと想像した。しかし、その頃IT企業でコア事業が成熟化し、複数事業をやらないといけない企業が増えてくることは容易にわかっていた。そうなると事業の戦略をたて、組織を統率する人間が必要になってくるがそのスキルを磨くのに最も適しているのは起業してしまうことだと考えた。つまり、たとえ失敗しても事業の戦略をたてる、組織を統率する、そういったスキルを起業時に身に着けておけば失敗してもいく場所に困ることは無いだろうなと考えたのである。なのでリスクをそこまで感じていなかったし、実際思った通りの結果になった。

プロダクトマネージャーとして就職して

プロダクトマネージャーになり、まずは教育サービスを見た。プロダクトマネージャーとして事業を見るのと社長として事業を見るのはかなり共通点があるとは言え、もちろん違うところもあった。一番適応に時間がかかったなと思うのはサラリーマンのプロダクトマネージャーのメンバーは別にそのプロダクトマネージャーの思想に共感したわけでもその人と働きたいと思って入ったわけでは無いということである。起業した場合、入ってくれた人は多少なりとも自分を認めてくれた人だから組織の運営は最初からある意味信頼関係を気づけている状態になっている。しかしプロダクトマネージャーはそういうわけではない。信頼を築くことから始めないといけない。もっと言うと相手は自分の戦略、思想に共感できない人かもしれない。

仕事する上で当たり前のことではあるが社長の場合、自分にあった環境にできてしまう(それがメリットなんだが)しかし、サラリーマンの場合そういうわけにもいかない。これはすごくいい経験だった。

もともと他人の事を結構気にする方ではあったがかなり意識していったおかげで変わった気がする。下記をとくに気をつけるようになった

  • 戦略を理解してくれない、何度言ってもわからないはメンバーの責任ではなくマネージャーの責任。何度でもコミュニケーションを取らないといけないし、コミュニケーションにコストをかけることを惜しんではいけない
  • あらゆる職種に理解を示し、自分から歩み寄る。自分はエンジニアではないから分からないと投げたらコミュニケーションは取れない。時間の許す限り、他の職種の勉強もし、メンバーが自分への説明コストを下げれるように心がけるようになった。(今そのおかげでプログラミングは結構できるようになった)
  • メンバーが言ってくれなかったは通じない。いろんなことから察するように心がけた。最近残業が多くないか?タスクのモチベは上がっているか?口頭で説明した際の表情はどうだったか?

全部の経験が一貫していた

色々書いたがどれも一貫しているなあと思ったのは自分はチームでものづくりするのが好きだし、ずっとそれ関連をやっているなあと思った。今後も続けていきたいし、続けていけるようにスキルを磨きたい。

KURASHIRUとcookpadでwebサービスの潮目を感じる

最近趣味でKURASHIRUとcookpadについて調べてて2-3年前から出始めてたwebサービスの潮目をよく体現した現象だなと思ったのでまとめてみた。

結論から言うと今までcookpadのようにCGM+コンテンツマーケティング(SEOメイン)がwebサービスのメインの勝ちパターンだったけどアプリに主戦場が移り、コンテンツが検索エンジンに引っかからなくなりプロモーションと第一想起がより重要になっているなあと思った。

これはもう3-4年前(いやもっと前か?)から起きていたけど同じ業界でcookpadをKURASHIRUが追い上げているのがこの現象をより体現しているなあと思った。今後も色んなカテゴリーでこの現象は起こり続けると思う。

そもそものwebサービスのコンテンツについて

そもそも昔から続いているwebサービスってCGMがめちゃくちゃ多い。なぜかというともちろんそれでネット特有の面白いコンテンツが生まれる、よりユーザーが参加できるというのもあるが、単純に昔はweb業界にコンテンツをオールドメディアに勝てるほど作れる所が無かったってのが一番だと思う。CGMという原価がほぼ無い方法でないと収益とコンテンツ制作費が見合わなかった。

しかし、今webサービスの収益性はアドテクの進化とメジャー層へのリーチの広がりでかなり改善された。そのためKURASHIRUのようにある程度コストかけてコンテンツを作っても収支が見合うようになってきた。

コンテンツの量=マーケティング力だった時代

またwebの流入の割合で検索流入がめっちゃ全体的に多かったのも大きい。コンテンツの量が多ければ検索エンジン上で引っかかるページ(入り口)も多くなるのでコンテンツの量がそのままユーザーへのリーチになっていた。つまり昔はひたすら低単価でコンテンツを作り、検索エンジンの海に放り込んでいるのがマーケティング効率が良かった。

コンテンツの量から質やマッチング率に移っている

しかし、アプリの世界ではコンテンツは検索で引っかからない。そのため上記の情勢が変わった。コンテンツの量が入り口の量だったのである程度の数が必要だったため同じようなコンテンツが重複しているのもむしろ良かった。しかし、それらのメリットが低くなり、量よりも質の高いものにのみ接触できることが重要になってきた。

business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/082300723/?P=2

堀江:クックパッドには200万レシピが掲載されています。よく投資家に「置き換えるって言うけど、全部動画にできるの?」ってよく聞かれるんですが、僕は「それは違う」と反論します。料理と食材で、1000通りも想像できないですよね。1000通り想像できたとしても、それぞれに10のレシピがあれば、十分、消費者は満足できるはずです。グーグルで検索して実際にクリックするのって、上位10件くらいでしょう? つまり、動画が1万本あれば十分なんです。クックパッドの200万レシピのうち、トラフィックが集まるのは上位1〜5%のコンテンツだけですよ。残り95%以上は要らない。動画化する必要なんてないんですよ。

腹落ちしかしない記事だったが、コンテンツはマッチングしているコンテンツが1つあれば事足りる場合が多い。(ただこれはエンタメ系とhowto系で大きく違う。)今まではマーケ的な価値があったのでコンテンツの量がある程度重要だったがアプリの世界では量ではなく、質やマッチング率の方が重要。

promotionの殴り合い

アプリの時代である現在ではpromotionが重要であり、どう獲得コストを抑えるかの勝負になってきている。しかし、CGM+検索エンジンで大きくなった企業の中にはどうもこの動きについていってない所が多い気がする。今後promotionを事業戦略の重要部分に置けない会社、もしくは精密に戦略をひけないマネージャーのプロダクトは相当厳しいと思う。

徳川家康と私

かなり戦国武将が好きで常にwikipediaで戦国武将ページ見ています。その中でも徳川家康がすごく好きです。

徳川家康と言えばあの江戸幕府を作った人間ですがその功績の割には人気無いなあと思われるかもしれません。なんか判官贔屓というか真田幸村人気に比例して不人気な気がします。

なんでそんななか徳川家康が好きになったかというとセンゴク一統記の13巻をよんだからなんですね。これを読むと小牧長久手の戦いという一見地味めな戦いの重要性や徳川家康の裏の苦悩と家臣団の絆が分かって感動できるわけです。

ちなみに家康が家臣に戦いをやめたほうがいいと言われて家康はこのままではまた主人に怯えながらくらす毎日だ。みたいな事を言う場面があります。家康と信長は同盟を結んでいましたがほとんど属国と言って良いレベルで平等ではありませんでした。家康なりに今までの境遇に満足していなかったんですね。それが信長の死でひっくり返す場面がきたので多少無理してでも戦いたいわけです。史実でもこういったやり取りは実際あったんじゃないかなと思います。

その言葉にうたれて家康の家臣団は命をかけて従うと答えるんですが家康は命をかけるんじゃなくて殺せって切れて机を叩き割るという行動を取ります。(よくよく考えると意味分からないがw)なんでかわからないですが僕の中で将来やってみたい行動のひとつになりました。

こういうどっちに転ぶか分からない決断で理論で説得できないたぐいのものも組織の中ではたくさんあります。そんなときに組織を一枚岩にするのは上の覚悟と信頼なのかなと思いました。家康って石川数正ぐらいでほかはほとんど部下が裏切っていないんですよね。かなり長い間。しかも家康の土地は圧倒的に家康の権力が強いわけではなくいわば寄り合いみたいな集団でした。そんななかこの結束力ってとんでもないなと。

僕はその結束力は家康が自分より組織を重んじると信じられる人間だったからだと考えています。信康事件と言って信長に謀反を疑われて長男の信康の首を差し出せと言われる事件がありました。これ証拠も特にない状態で長男の首を差し出せって相当ひどい仕打ちだし切れていいと思うんですが家康は従うんですよね。その時は信長の勢力が強かったので家康は家を重んじて自分の子供の命を差し出すわけです。ここまで組織に尽くす人だったらちゃんと私欲にかられずに判断できるだろうと信頼を得られるわけです。

この自分よりも組織を重んずる、常に客観性を持ち未来を考え意思決定できるリーダーってやっぱりすごいなあと思うわけです。

こんな人間になりたいですなあああ!

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テーマの著者 Anders Norén.