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とあるアプリのプロダクトマネージャーの雑記

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カテゴリー: webサービスについて (2ページ / 2ページ)

プロダクトがうまくいかないときに陥りがちなこと

プロダクトは基本的にいきなりうまくいかないもので色々試行錯誤して方向性を決めていくもの。ただうまくいかないと陥りがちなことというのは結構パターンがあるなと最近感じてきた。最も多いのは社内のプレッシャーに押され、短期的な成果を上げる施策にばかりフォーカスしてしまうことだと思う。

プロダクトを作ってその方向性を決める。つまり幹となる部分を探す段階においては長期的に効く、再現性の高い施策を探さないといけない。しかし、うまくいかないと社内のプレッシャーやら何やらですぐに成果を出したいと思いがちである。そうなるとたいして再現性がないのにちょっとした成果をあげられる施策に走りたくなる。その結果、小さい成果しかあげられない小さくまとまったプロダクトになってしまう。

とは言え、社内やメンバーのまだ成果でないのかよ。。。このプロダクトは大丈夫なのか。。。という声はプロダクトマネージャーなどプロダクトの方向性を決める人間に取って死にそうになるぐらいつらい声かも知れない。でもそれの対策は小さい短期的な施策で行うべきではない。ある程度の期間そういった声をあまんじて受け、最終的に本質的な施策を行い、その成果で黙らせるべきだ。

それにはプロダクトマネージャーだけでなくて社長やもっと上の経営層の覚悟も必要かもしれない。

というのをセンゴク一統記の13巻で学べます。徳川家康が豊臣秀吉に戦い挑むんかーと尻込みしているときにここで戦わないと長期的に見たときにまた弱小大名として周りの目をきにしていきないといけない。ここで勝負しようと叱咤する場面は何千回読んでも泣ける。

音声UI(VUI)が台頭する時代にどうプロダクトづくりをしていくか

最近googlehomeを使っていて本当に便利だなあと思った。買う前になにを具体的にやろうかとリストアップしたんだが正直そこまで使う機会無いなあと思いつつも一応買うみたいなテンションだったがいざ使ってみると生活が変わった気がする。といって僕は音楽聞くのとchromecastの操作とアラームぐらいなんだがやはり数秒でも早くなるともう戻れなくなる。これから本格的にVUIが浸透してくるんだろうなと思いつつ、僕らプロダクト作る側はなにを意識しないといけないのか考えてみた。

今までとは違うUIの作り方

今までのGUIだと

  • 選択肢を見せて
  • ユーザーに選ばせる

が基本だったがVUIは見せることができないのでユーザーがもともと知っているものに限定される。新しいコンテンツを選ぶみたいなことが難しく、コンテンツリコメンドの精度やもともとリストを持っている所が強い。例えばVUIを起点に音楽サービスを展開しようとしてもspotifyのほうがそのユーザーのすきな曲のリストを持っているのでユーザーが音声で選びやすい。

また何ができるのか想像しやすいものでないと難しい。(提示がその都度できないので)

広告ビジネスはどうなるのか?

音声での広告というとラジオを思い浮かべるがラジオのようにコンテンツの中に挟み込むのはありだがAIスピーカーで起動するのを早くするツール系のサービスは広告を挟むのが難しい(広告が来ると時間がかかり本末転倒)基本webサービスは広告ビジネスを行ってきたがここは大きく発想を変えないと難しそう。

  • AIスピーカーでの用途で終わらないであくまで補助のもの
  • 音声コンテンツを提供するもの
  • サブスクリプションモデルで課金させるもの

が増えそう。

入り口を数社が握るということ

スマホでもそうだがAIスピーカーでも専用端末が入口になるため数社が寡占するだろう。その中でどう生きていくのかが重要。

KURASHIRUとcookpadでwebサービスの潮目を感じる

最近趣味でKURASHIRUとcookpadについて調べてて2-3年前から出始めてたwebサービスの潮目をよく体現した現象だなと思ったのでまとめてみた。

結論から言うと今までcookpadのようにCGM+コンテンツマーケティング(SEOメイン)がwebサービスのメインの勝ちパターンだったけどアプリに主戦場が移り、コンテンツが検索エンジンに引っかからなくなりプロモーションと第一想起がより重要になっているなあと思った。

これはもう3-4年前(いやもっと前か?)から起きていたけど同じ業界でcookpadをKURASHIRUが追い上げているのがこの現象をより体現しているなあと思った。今後も色んなカテゴリーでこの現象は起こり続けると思う。

そもそものwebサービスのコンテンツについて

そもそも昔から続いているwebサービスってCGMがめちゃくちゃ多い。なぜかというともちろんそれでネット特有の面白いコンテンツが生まれる、よりユーザーが参加できるというのもあるが、単純に昔はweb業界にコンテンツをオールドメディアに勝てるほど作れる所が無かったってのが一番だと思う。CGMという原価がほぼ無い方法でないと収益とコンテンツ制作費が見合わなかった。

しかし、今webサービスの収益性はアドテクの進化とメジャー層へのリーチの広がりでかなり改善された。そのためKURASHIRUのようにある程度コストかけてコンテンツを作っても収支が見合うようになってきた。

コンテンツの量=マーケティング力だった時代

またwebの流入の割合で検索流入がめっちゃ全体的に多かったのも大きい。コンテンツの量が多ければ検索エンジン上で引っかかるページ(入り口)も多くなるのでコンテンツの量がそのままユーザーへのリーチになっていた。つまり昔はひたすら低単価でコンテンツを作り、検索エンジンの海に放り込んでいるのがマーケティング効率が良かった。

コンテンツの量から質やマッチング率に移っている

しかし、アプリの世界ではコンテンツは検索で引っかからない。そのため上記の情勢が変わった。コンテンツの量が入り口の量だったのである程度の数が必要だったため同じようなコンテンツが重複しているのもむしろ良かった。しかし、それらのメリットが低くなり、量よりも質の高いものにのみ接触できることが重要になってきた。

business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/082300723/?P=2

堀江:クックパッドには200万レシピが掲載されています。よく投資家に「置き換えるって言うけど、全部動画にできるの?」ってよく聞かれるんですが、僕は「それは違う」と反論します。料理と食材で、1000通りも想像できないですよね。1000通り想像できたとしても、それぞれに10のレシピがあれば、十分、消費者は満足できるはずです。グーグルで検索して実際にクリックするのって、上位10件くらいでしょう? つまり、動画が1万本あれば十分なんです。クックパッドの200万レシピのうち、トラフィックが集まるのは上位1〜5%のコンテンツだけですよ。残り95%以上は要らない。動画化する必要なんてないんですよ。

腹落ちしかしない記事だったが、コンテンツはマッチングしているコンテンツが1つあれば事足りる場合が多い。(ただこれはエンタメ系とhowto系で大きく違う。)今まではマーケ的な価値があったのでコンテンツの量がある程度重要だったがアプリの世界では量ではなく、質やマッチング率の方が重要。

promotionの殴り合い

アプリの時代である現在ではpromotionが重要であり、どう獲得コストを抑えるかの勝負になってきている。しかし、CGM+検索エンジンで大きくなった企業の中にはどうもこの動きについていってない所が多い気がする。今後promotionを事業戦略の重要部分に置けない会社、もしくは精密に戦略をひけないマネージャーのプロダクトは相当厳しいと思う。

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テーマの著者 Anders Norén.