2021年に参考になった広告まわり、プロダクト開発まわりのtweet

2021年に参考になった広告まわり、プロダクト開発まわりのtweet

2021年ももうそろそろ終わるということで今年参考になったtweetを見返してた。結構その時期の関心ごととかがわかるから面白い。

マーケティングまわり

ヘビーユーザーほどロイヤリティが低かった話

北の達人の木下さんのtweetは本当に勉強になるものばかりで上記も眼から鱗だった。購入回数が多いユーザーほどロイヤリティ高いと思っていたらそうでもなかったという話なんだけど結構数字から決めつけてしまうというのは多いよなと思い、ちゃんと定性的な調査もすべきだよなと改めて思った。

数字に根拠を求めすぎる

またまた木下さんのtweet。内容的にはLPの長さを仮説検証してたけどLPが面白ければ長さって関係ないよねという話。この話って結構会社として事業行う際の罠があると思っていて会社としてやる場合、わかりやすい要素に目が行きがち。

でも上記のように実際には定性的な内容が魅力的かという点だったりする。これは説明責任を求められるとそれらしいことを言おうとするので陥りがち。こっちのLPの方が面白いもん!っていうより文字数が多いのでって言った方がなんか頭良さそうだもんね。

広告媒体に搾取されるな

忘れがちなのがfacebookやgoogleなど媒体側も営利企業だということ。特に純広告じゃなく、運用型だとなんか彼らをインフラみたいに思っちゃうけど彼らもバリバリの営利企業です。

まあ難しいのは純広告などと違って交渉はできないので入札上限や目標値をいじって対応するしかない。

googleとか管理画面上でものすごく提案してくるが本当にこれは自社に必要なのかは彼らが営利企業で営業してきているという視点を持つと解像度が上がる。

クリエイティブは枯れない

今年一参考になったtweetかもしれない。簡単にいうと運用型の広告でクリエイティブが枯れるとよくいうんだけど本当にユーザーは急にそのクリエイティブに関心がなくなるのかという話。

いいクリエイティブを本質的なニーズをついたものだとするとそれが急に見向きもされなくなるのはよく考えるとおかしい。

これは一般的にはフリークエンシーが高くなって飽きたことが原因と言われるがその媒体にも新規ユーザーは来るので全員見たという状態はよく考えたら考えにくい。

またそもそもfacebook、googleほど巨大な媒体で全員にリーチしきったってどれくらいお金貼ったんだということになる。(もちろん月数千万の場合あり得る)

今運用型広告はすごく精度が上がっている。精度が上がっているというのはイコール対象ユーザーが狭くなっているのでちゃんと意図的にずらさないと狭いところで飽和してそれでクリエイティブ自体を止めるともったいない。

げんに僕もairteamで効果の高いクリエイティブは実は1年以上上位にいる。効果が悪くなったら学習をリセットしたり、CV地点ずらしたりすることで何回も復活している。

プロダクト開発まわり、組織論

やらないことの重要性

30歳超えたあたりから経験値積むとこの辺大切だなあと思うようになりました。手数はもちろん大切なんだけど正直いくらリソースを増やしても組織がちゃんと考えてできる手数には限りがある。

よくある勘違いがリソースを増やせば組織の手数はずっと増え続けるというもの。これは明確に間違いだと思う。

もちろんある程度増えていくが意思決定する人間が必ずボトルネックになる。この意思決定を明確に区切る、権限以上できれば手数を増やしていくことは可能だが区切るのもあまりに細分化すると全体最適がうまくいかなくなるので限りがある。また少なくとも効率はどんどん悪くなる。

いろいろなスタートアップ、組織にいたし、相談受けてく中で思うのは人数にアウトプットは比例しない。1人で5人のチームより、5人で20人のチームよりアウトプット出すのはわりかし普通にあり得る。

そのためいくらリソースがあろうとも手数には限りがあると自覚して狙って打たないといけない。狙って打つということはつまりやらないことをちゃんとやらないということ。

リーンスタートアップの限界

ちょっと関連するかなと思ったtweet。リーンスタートアップ の手法自体は素晴らしいものだし、今も有用だと思うがあくまで手段なのでそこから考えてしまうと視野が狭まる。後者のtweetのできることなど自分たちの都合を起点に考えるとダメで常にやりべきことから逆算すべきだよねという話かなと。

人を入れても単純にパワーは加算されない

入れる際に個人的に思うのは誰かのタスクを単純に移譲したいだけなら入れない方がいい。その人の方がうまくできる、というのがあって初めて上記のコミュニケーションコスト含めて組織がパワーアップする。

また上記の人数増えた際のコミュニケーションコストの差はメンバーの横断できるスキル領域が大きく関係していて単一スキルしかない、全体感がない、課題の単位で渡せない場合、コストが重くなる。

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