open biddingというGAMやadmobの仕組みがあるのですがそのへんを説明する機会が多いので初心者向けにわかりやすく説明する記事を書いてみました。
そもそもメディエーションやopen biddingってなんのこと?
open biddingって何かというとadmobやGAMなどが広告ソースにいくらで出せますかと聞いてどの広告を採用するかを決めるロジックの仕組みになります。
admobやGAMは媒体からリクエスト(広告を出してくださいとお願いされること)をされるとどの広告がこのユーザーにとって良いかを判断してくれます。その際の仕組になります。
admob、GAM内では魚市場のように「20円でだします!」「いやうちは30円だ!」と競争しているんですね。で、一番高い値段で出してくれるところを採用することで媒体の収益が上がるように頑張ってくれているわけです。
メディエーションとは
メディエーションはadmobの広告をどれだすかを決めるロジックで順番に各広告ソースにいくらで入札するのかを聞くという方式です。ウォーターフォール方式とも言われます。下記の記事がわかりやすい。
「メディエーショングループとは?アプリ内収益を向上させるための仕組みを解説」
https://note.com/fourm/n/n4e94d143d3ba
従来はこのウォーターフォールが主流でした。
open biddingとメディエーションの違い
メディエーションのデメリットは上から順番で聞くというところ。事前に広告ソースに聞く順番を決めるのですが1番目で成立すると2番目には聞かないので2番目が1番目よりもいい値段を出せていた場合、機会損失を起こしてしまいます。
これを防ぐためにできたのがopen biddingになります。open biddingはメディエーションと違い、一斉にecpmを聞いて一番高い広告をだします。メディエーションのように順番の関係で出せないということがないです。
open biddingとは
open biddingの流れをもう少し細かく見ていきます。
「AdMob Open Biddingとは?アプリ内収益化の最先端ソリューションをご紹介」
https://note.com/fourm/n/na5a92e83a421
<Open Biddingの仕組み>
1.アプリ内でインプレッションが発生
2.AdMobのSDKがOpen BiddingのBidder全てに同時にリクエストを送信
3.Bidderから返ってきた入札価格の中で、最も高いものをwinnerにする
4.winnerをメディエーショングチェーンに追加
5.winnerとメディエーショングループに追加されている広告ネットワークで、予想入札価格が高い順に並び替える(ウォーターフォールの設定)
6.ウォータフォールの上位からリクエストを送り、最初に返ってきた広告を表示する
https://note.com/fourm/n/na5a92e83a421
上記記事にあるようにopen biddingはメディエーションの前に一斉に聞いて一番高いecpmを出したものをメディエーションの競争に入れます。
header biddingと流れ自体は同じになります。
header biddingとopen biddingの違いは?
ではheader biddingとopen biddingの違いはなにというとopen biddingはserver sideで上記のオークションをするのでwebのprebidのようなheader biddingのようにclient sideでオークションするものとはオークションする場所が違います。
The only difference is, the auction takes place on the server-side rather than the client.
https://headerbidding.co/header-bidding-vs-open-bidding/
まあ上記はwebのprebidとの違いでheader biddingとの違いというわけでは正確に言うと違います。正直あまり変わらず、両者の違いはbidder(参加する広告ソース)が違うくらいです。
参加者(bidder)の違い
open biddingのパートナーは下記ドキュメントに記載されています。
「Open Bidding の概要 – Open Bidding パートナー」