admobのメディエーションとウォーターフォールの違い

admobのメディエーションとウォーターフォールの違い

admob管理画面で違いがわかりにくいのがメディエーションとウォーターフォール。この2つの違いを理解するためにはまずadmobのウォーターフォールと一般的に言われるウォーターフォール形式がちょっと違うということを理解していないと難しいです。

一般的なウォーターフォール、メディエーションの定義

広告の用語は会社や人によって微妙に違うので非常に難しいのですが今回は下記の定義で考えていきます。

まずメディエーションは複数の広告ネットワークを束ね、一括管理することを指します。そのメディエーションの方式が2つあり、

  • ウォーターフォール形式・・・事前に優先度(ecpm)を設定し、その順番に上からリクエストを送る
  • メディエーション・・・複数広告ネットワークに同時にリクエストを送り、一番高いものを採用する

メディエーションという言葉が難しく、単純に複数広告ネットワークを束ねることを指す場合もあるし、下記の記事のように同時に複数にリクエストし、一番高いものを採用する方式を指す場合もある。

admobの場合、もともとウォーターフォールというところで複数の広告ネットワークを設定するようになっており、これはウォーターフォール形式だし、わかりやすかった。しかし、そのあとメディエーションというのが設定できるようになり、それが一般的には同時に複数にリクエストを送るモデルだがadmobではウォーターフォール形式なので少しややこしい。

ただ、上記公式動画にあるようにANO対応されている広告ネットワークに関してはリアルタイムにecpmが変わり、実質メディエーション(同時に複数広告ネットワークにリクエストを送る)かたちと変わらない。

admob内でのウォーターフォールとメディエーションの違い

admob内でウォーターフォールとメディエーション両方あるのが少しややこしいので解説を。

もともとadmobはウォーターフォールで優先度を設定できたがあとから複数の枠に設定できるメディエーショングループというのができた。両者の違いはウォーターフォールが枠にしか設定できないのに対してメディエーショングループが複数に設定できると言う認識で大丈夫。現在は基本メディエーショングループで設定する。

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