広告マネタイズの相談でよくくるものの一つに純広告ってやった方が良いですか?というのがある。純広告だと定義が広いのでもうちょい狭めてそれがバナー広告を指す場合、やめた方が良いよと返しています。その理由についてちょいまとめていきます。
そもそも純広告とは?
https://www.seedinc.jp/marketing/internet.html
この記事が網羅的にまとまっていたので拝借。基本的に純広告というのは特定の媒体、枠に対して指定して広告出稿すること。それ普通じゃない?と思う人もいるかもしれないがアドネットワークなどインターネットの広告では媒体を指定せずに流すのが主流なので純広告と呼んで区別している。この記事では下記について話していく。
- バナー広告
- タイアップ広告
なぜバナーの純広告はやめた方がいいか?
純広告をやるべきかという質問に対していつも
「バナー広告はやめた方がいい。タイアップはアイディア次第」
と答えている。広告主から見たとき、バナー広告は第三者配信とフォーマットは変わらないのでターゲティングが選ぶ際のポイントになる。このターゲティングでgoogleやfacebookに保有するユーザー情報や媒体数で勝つのは難しく、営業コストがかさむだけだよなというのが個人的な意見。
純広告の難しいところが営業コストがまあまあかかるというもので問い合わせきたもののみで、運用もほぼ自動ならプランぐらい用意していいかもしれないが今正直広告主目線に立った時に同じフォーマットでgoogleやfacebookじゃなくてこの媒体に純広告を出そうと思える媒体は相当限られている。
営業コストを考えると1件20万くらいは正直欲しいんじゃないかなと思う。それ以下だといかに運用コストを減らすかも考えないといけない。
逆にやるとしたら
ただもちろんやった方がいい場合もある。例えばバナー広告でいうと独自のターゲティングがあるところは強い。例えばpixivは投稿者ターゲティングがあり、これはイラストレーターにアタックしたいお絵かきツール系の会社には強い。
またタイアップも独自のフォーマットのアイディアがあるならこれは第三者配信ではできないので強い訴求ができる。タイアップはCGM系だとコンテスト系があるがこれもまあまあ運用コストがかかるはずなのでちゃんと運用コストに見合うか考えた方がいいし、かなり高めに設定しないとそもそもそれ用にいろいろ開発したけど対して売上あがらないという状態になる。正直コンテスト系で月1-2本とれたら御の字だなというのが感覚値です。もちろんここはジャンルによるけど。月1-2本で運用に人を割いたり開発コストかかるなら300万以上はとりたいよなあというのがざっくりとした値段感。
まとめ:営業コストに見合う訴求力があるか重要
というわけでまとめると営業コストをちゃんと考えてプランニングした方がいいというのとちゃんと第三者配信と比べて広告主が使う理由があるかを考えた方がいいなと考えています。バナー広告の純広告は多くの会社が独自のターゲティングなどないと思うのでやらない方が無難だよなと思います。