facebook広告でよくみる失敗オーディエンス設定と理想の検証順序

facebook広告でよくみる失敗オーディエンス設定と理想の検証順序

facebook広告においてオーディエンス設定の順番って結構大切だなと思っている。というのも広告というのはいかにfacebookに正しく学習させるのかが重要なのでそれを最初に過度に設定し、阻害しているケースが多いなあと。今回はよくみる失敗パターンとどういう設定の順番がいいかをまとめていく。

facebook広告において重要なのは学習

そもそも運用型の広告を一発目から当てようとするのがよくなくて運用型の広告はいかに正しく学習させるかが重要。運用型広告であるfacebook広告やgoogle広告は広告を出していく中でユーザーの反応をみて勝手に学習していってくれる。これがうまくいけばどんどん効果は高くなっていく。うまくいかない場合、この学習が阻害されているから。(もしくはそのプロダクトのニーズがないか)

よくあるのは過度に最初から狭めてしまうこと

よくみる阻害の原因は最初に過度に設定してしまうこと。facebookのオーディエンス設定っていろいろあるので最初は感動していろいろ設定してしまうんだけどよっぽどこれしかないというもの以外は設定しない方がいい。(例えば女性用下着なら最初から女性に絞ってもいいがそれぐらいあり得ないというもの以外はやらなくていい)

最初に狭めてしまうと広告主が把握していなかった優良顧客層を見つけられないのとフリークエンシーが高まる可能性がある。

よくあるのがtoBのリード獲得広告で経営者に設定してしまうもの。経営者層は狭い上にみんながそこに集中するので単価も高い。フリークエンシーも上がりやすい。僕のみてきた事例でも経営者設定から全体に変えたらCPA半分になったりした事例もあった。経営者とfacebookに登録していなくても対象になるユーザーはたくさんいる。

理想の順番は広く取り、狭めていく

facebook広告は

  • 最初広めにとり、効果の高いユーザー層を索敵する
  • 見つかったユーザー層をちゃんとオーディエンスとして認識するためにカスタムオーディエンスにする
  • カスタムオーディエンスから類似オーディエンスを出す

上記の順番で最初は広く取り、効果の高いユーザー層を索敵するフェーズを挟むのが大抵の場合、最良の手。ちゃんとそれを横展開できるようにカスタムオーディエンスにし、それを類似で広める。一発目から当てにいこうとするのではなく、索敵するフェーズを挟もう。

類似オーディエンスの理想の設定

類似オーディエンス設定で気をつけないといけないのは下記

  • 元となるオーディエンスのサイズ
  • 除外設定

元となるオーディエンスのサイズはどれくらい必要か

facebookの公式によると

ソースオーディエンスは通常、1,000人~50,000人にすることをおすすめしています

https://www.facebook.com/business/help/164749007013531?id=401668390442328

ソースオーディエンスは、類似オーディエンスの基準として使用できるよう、1か国あたり少なくとも100人必要です。

https://www.facebook.com/business/help/164749007013531?id=401668390442328

理想は1000以上、最低100といったところ。個人の観測範囲だとやはり100ぐらいだと変に学習してしまい、逆にCPAが悪くなったりするケースもあるので1000ぐらいは欲しい。

除外設定

すでに広告に応募した、制約したユーザーに広告が出ないように除外設定をする必要がある。この設定は若干難儀でfacebook側の広告をクリックしたユーザーなどを設定する場合、90日以内のユーザーになり昔のユーザーには出てしまったりする。できればメールアドレスなどを取得し、除外リストを広告主側でもち、メールアドレスで除外すると期間関係なく正確に除外できる。

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