アドネットワークの選定におけるポイント

アドネットワークの選定におけるポイント

広告マネタイズを考える上でどのアドネットワークをアドサーバー(GAMやmopubなど)に指すかを考えるのは運用において重要な事項です。ただ色んな所から提案はくるけどなにを基準に決めたらいいかわからない人のほうが多いはず。今回は何基準で選定したらいいかをまとめていきます。

前提:やってみないとわからない

いきなり身もふたもないですが選定におけるポイントをまとめる!と言っておきながら結局はアドネットワークの良し悪しは入れてみないとわかりません笑ここでいうアドネットワークの良さというのは単純に「ecpm(収益性)の高さ」です。これは媒体のユーザー層にアドネットワークの案件が合うかで決まり、媒体によっていいアドネットワークが変わるからです。この記事でまとめるのはその合う確率をあげるための視点ですが最終的には入れてみないといいかわからないです。なので継続的にアドネットワークを入れ替えたり、検証できる組織がプログラマティック広告の運営には必要です。

収益性がいいアドネットワークとは

収益性がいいというのはアドネットワークの案件とその媒体のユーザー層があっているかが大きく、下記が要素になってきます。

  • アドネットワークの持っているユーザーデータがどこのものか?
  • どういった案件を持っているか?
  • impのまとめ売りによる固定ecpmの交渉が可能か?

3点目はアドネットワークがどうこうというより対会社に対する営業的な側面がありますが上記3点を深掘りしていきます。

ポイント1:どういったユーザーデータをもっているか

収益性のいいアドネットワークというのは

  • 枠の見せ方がいい
  • 適切なユーザーに広告があたる

の二つが大きな要因です。正直前者はアドネットワークでそこまで差異はありません。基本アドネットワークは複数使われる想定なのでよく使われる枠サイズに各社合わせているからです。

となると後者が差別点になってくるのですがこれはDMPといってユーザーデータを溜め込んどくところがあり、そこの情報をもとに行っています。DMPには二種類あって

  • パブリックDMP→複数社で共有しているDMP。逆に言うと個々にあるデータは各社使えるので差別点にはならない。
  • プライベートDMP→各社でもっているDMPで各媒体特有のユーザーデータが有る。例えばECの購入履歴など。

後者が差異になってくるがここのデータは各社がどういうサービスを運営するかによってきます。例えばfacebookならfacebookに登録されているデモグラデータ。amazonならECでの購入履歴などになる。各アドネットワークがなんのデータを活用しているか担当者に聞いてみよう。amazonだったらamazonでの購入履歴をもとにリタゲでだすのが効果高い。しかし、ECを使えるということは媒体側の持っているユーザー層がECを使える20代以上ないと相性が悪い。などなど。

ポイント2:どの業界の案件に強いか

各アドネットワークで強い業界も変わってくる。例えば自社の媒体が未成年だらけでECなどよりはゲームや漫画のほうがCVしやすそうだなとなったらapplovinさんはゲーム案件強いっていってたから試そうかなーなど。

ポイント3:交渉が可能か?

あと少し裏技ですが各アドネットワークの担当者と交渉してecpmを固定でもらうという手もあります。これはいろんなパターンありますが一番多いのがimp量を約束してその量もらえるなら固定ecpmで少し高めに出しますと提案されるパターン。これはアドネットワーク側の意図としては繁忙期などにimp量を確保したいというのがあります。これが決まるとたしかに売上あがるんですが下記のデメリットもあります。

  • 交渉のコストがかかる
  • そもそもアドネットワーク側にリスクがあるので毎度話が来るとは限らない(もちろん向こうもリスクないように計算してくるが)
  • ある程度のimp量が必要になってくる(おそらく1000万impぐらいからじゃないといい条件は引き出せない)

あんまり数百万impぐらいで交渉してもコストのほうが高い気がするので大抵の媒体さんはしなくていいんじゃないかなあと思います。まああとアドネットワーク側の利益率を減らす形なので本質的かつ、継続的なのはちゃんと相性のいいアドネットワークと枠の選定をして媒体自体の力を強くすることのほうが大切。それができると逆に上記の提案されたときにさらに強気にでれます。普段ecpm10円の媒体に100円ほしいですって言われてもクスッてなりますが普段ecpm90円の媒体に言われたらそうかあとなっちゃうので。

もちろん媒体側にもリスクはあります。この交渉を持ちかけるというのは広告案件がたくさん入る時期に他社からimpを確保したいというアドネットワーク側の意図があります。ということはecpmが高騰する可能性がある時期。ちゃんと前年度からどれくらい高騰するのかを予測してそれより上のところで交渉しないといい感じに上がってきたのにもうimpを固定で渡しているからいいecpm叩き出しているところに流せないとなります。このへんの予測などをするコストも計算に入れるといいかもです。

最高の設計はなく、最高の組織しかない

とまあ色々選定ポイントを書きました。が、読んでもらってわかるようにこれを入れたら終わり!みたいなのは広告マネタイズの設計においてないのです。常にいろんなのを試して媒体にどれがあうのかを検証しないといけません。よって

最高の設計はなく、あるのは検証を回す最高の組織しかない

んすよね。なのでどうモニタリングして、どうノウハウを貯め、どう意思決定していくかを磨いていきましょう。

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ちなみに最近こういった広告運用の組織づくり、設計方針の相談とかあったらtwitterのDM気軽にくださいー。社内で運用したいけどみたいなのとかの相談もちょこちょこ最近受けています。相談うけるのが一番の情報収集になるので。

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