CGMサービスでの王道はSEOで勝負することだったんだけどアプリサービスが主流になるにつれて変わってきたのと、最近のgoogleのアルゴリズムで一気に流れが変わったなあという印象を受けています。またそのアルゴリズムの変更により、CGMのコンテンツがSEOにむかなくなってきているような気がしています。というより今ネット上の情報がCGMから企業のコンテンツへと本当に大きく動いているし、googleもそっちに行こうとしている。今回はCGMとSEOの歴史、流れと今直面している問題についてまとめてみた。
CGM+SEOが王道だった理由
昔はまだネット上にそこまで情報がなかったため、CGMサービスの誰かわからない人の投稿などの情報がメインでした。またweb媒体の収益性も悪かったためCGMで安価にコンテンツを獲得しないとビジネスモデルとして成り立ちませんでした。
しかし、webメディアの収益性が上がったことや企業がwebのコンテンツを作成し始めたためCGMのコンテンツより質のいい情報がネット上に出回るようになりました。
googleのアルゴリズムはどう変わっているか?
そうなるとgoogleとしてはそちらを優先するのはしごく当たり前です。また企業として大きくなるにつれてちゃんと信頼できる情報によりフォーカスしようという保守的な流れも相まって今、権威性、もう少し具体的にいうと信頼性がある企業などの発信かなどを強く見るようになりました。
CGMでSEO難しいところ
上記はコンテンツの中身の話ですが他にもCGMで難しいところはいくつかあります。
質の悪いコンテンツの対処
CGMはユーザーが自分の意志で投稿しているコンテンツなのでコントロールが効きません。意図しない情報が投稿される場合もありますがそれを制限するのはなかなか難しいものです。
多くのCGMでgoogle的にはいい評価をされないであろうコンテンツはnoindexにしたりしていますがその辺の対処が結構重要だったりしますし、大変だったりします。
大量コンテンツのインデックスをさせるのは難しい
これは対象のサービスが限られますが一日に数万レベルで投稿されるサービスだとそもそもクロールが回りきらないなんてこともあります。このへんのクロールバジェットをどうコントロールしていくか。また、大量に投稿されるコンテンツをちゃんとクロールされるようにリンク張れるかなどが重要になってきます。まあこれに困るほど投稿されるサービスは数少ないですが。。。
テキスト以外のコンテンツの難しさ
ちょっとCGMの話とは離れますがテキスト以外のコンテンツだとgoogleに認識されにくいというまた別の問題もあります。そもそもgoogleは検索時もほとんどがテキストからの検索でテキストとテキストのマッチングがメインになります。
そのため例えば音声だったり、イラストだとコンテンツの中身をgoogleが認識できないので一工夫必要です。画像だったらaltはあたりまえですがそれ以外にもランディングページを用意してそこにキーワードをいれるなどをするのが大切です。
例えば音声だとビジネスチャンネル特集というLPを作り、そこにKWを入れ音声コンテンツを集めます。そうすることでgoogleにそのページはビジネスチャンネルが多いページなんだと認識させられるし、サイト内リンクも多くえれるし、ビジネスコンテンツを探していたユーザーにも便利なページなので滞在時間も伸びます。
どんなCGMだと生き残りそうか?
とまあCGMが今後きついみたいな暗い話をしたんですがもちろん生き残れるCGMもあると思います。それはむしろ公式だと出しにくいジャンルで口コミとかは生き残り続けると思います。公式が口コミサイトを作っても信じられないので。また個人のクリエイター系も残ると思います。ただアプリ+googleのアルゴリズムの関係で昔のようなCGM+SEOの黄金パターンは一筋縄ではいかなさそうなので一工夫必要そう。