cookieの制限然り、広告に対する締付けはどんどん強くなってきている。今後もプライバシー問題を背景に情報の連携周りで制限が進むだろうなとは思う。ただ、もちろんmeta(旧facebook)やgoogle、tiktok(バイトダンス)も馬鹿じゃないので必ず対策はしてくる。その対策を予測する。
今後続く規制
まず状況を整理すると今までwebの広告は個人情報を使い、ターゲティングし、その精度によって大きくシェアを伸ばしてきた。
ただ、昨今個人情報を使うのはプライバシー的にどうなんだみたいな論調が強くなっていった。cookie経由でブラウザの閲覧情報を渡すことの制限やidfaというiphoneの端末idの制限、今度はandroidにも同様の制限がかけられる予定だ。
グーグル、「Android」にプライバシーサンドボックスを導入へ
https://japan.cnet.com/article/35183649/
続くであろう規制と解決できるかもしれない規制
ターゲティングには大きく分けて下記二種類ある。
- リターゲティングと言われるもので前に見ていたもの、もしくはそれに関連したものを広告で見せる
- ユーザー情報をもとにそのユーザーにあった広告を出す
googleなどが、後者を個人を特定できない形でなんとかしようとしているが、前者は個人情報と切り離せないのでおそらく今後規制が厳しくなる分野だと思う。
最も効果的なのは内部化
この流れに対してgoogleやfacebookもアホじゃないのでもちろん対応している。主には
- APIによる成果の連携
- アプリ内部にCV地点を持ってくる
上記になるが前者のAPI連携は正直小規模事業者には難しいと思う。後者はインスタントフォームなどfacebook、tiktokアプリ内でフォームが開くものでこちらは遷移もスムーズだし、CVがアプリ内なので測定は正確にできる。この広告媒体が内部にCV地点を持ってくるのが今後最も効果的だと思う。
今回の流れは歴史上何回もあった
今回のような規制は短期的なもので長期的にはもとに戻ると思う。技術革新が起こった際に世論が反発するのは今までも何回もあったが結局人類は便利なものを受け入れている。スマホも最初は電波がどうとか言われてたし。
ただ2-3年は規制が続くと思うので上記の方針で対応しつつ、また戻るのを待つのが得策かなと思っています。