実は広告マネタイズの手法としてまあまあメジャーなものにlazyloadでファーストビューに見えない広告を無駄に表示させないで売上を上げるというものがある。一見、imp減らしてなんで収益が上がるの?と思う人用に解説。
どういうケース?
そもそも今回のケースに当てはまるのはファーストビューに表示されない下の方にある広告。この広告は実は広告が表示されていてアドネットワークによっては1impとしてカウントされている。1impとしてカウントされるとecpmの母数が大きくなるのにユーザーには見えないのでもちろんclickはされない。つまり無駄impになっており、ecpmを下げる要因になる。
impが多い分には収益のマイナスにはならないのでは?
と、ここまで聞くとecpm下がってもimpが下がるわけじゃないから売上は変わらないんじゃない?無駄なimpがただ多くなるだけでしょ?と思う人もいるかも知れない。そこになぜこのlazyloadで無駄impを削るのがなぜメジャーに皆やっているかの秘密がある。
簡単に言うと各アドネットワークというのはいい媒体と悪い媒体を選別している。その評価の要素として大きいのがecpmでecpmの高い媒体に対していい案件を配信するようにする。上記のような無駄impによってecpmが低くなると媒体への価値が下がり、いい案件を回さなくなり、結果売上が下がってしまう。
ちゃんと適正に媒体を評価してもらうというのが大切なのだ。
実際にはアドネットワークによって違う
といってきたが実は最近はlazyloadをわざわざ媒体側が実装をしなくても良いパターンが増えている。アドネットワーク、SSP側でviewableのimp(ユーザーにちゃんと表示されているimp)を計測するところが増えているからだ。今は過渡期で混合していてimpの定義がバラバラの時期だが将来的にはviewableimpに定義が統一されると思う。