admobでこれから広告マネタイズを始めたい人がまず最初に読んで概要を把握しようという記事になります。微妙に言葉の定義などがドキュメントのみだとわかりにくいのでそのへんを解説していきます。
メディエーション
admobで最初に抑えておきたいのがメディエーション。
メディエーションは、アプリに広告を配信するすべての広告ソースを 1 か所で管理できる AdMob の機能です。メディエーションを使用すると、届いた広告リクエストを複数の広告ソースに送信し、使用可能かつ最適な広告ソースを確実に見つけて広告を掲載することができます。
https://support.google.com/admob/answer/3063564?hl=ja
ヘルプによると上記。そもそも複数の広告ソースってなにかというとsspやアドネットワークなどgoogle以外の広告案件を持ってきてくれるネットワークを指しています。例えばLINE(旧FIVEさん)とか。
メディエーションとウォーターフォールの違いについて
ここがややこしいんですがもともとadmobはウォーターフォール形式で複数の広告ソースの順番をつけていました。
ウォーターフォール形式というのは優先度をつけてその優先度の高いものから順にいくらの広告を出せるのかを聞き、アドサーバーがだしたecpmよりも高いecpmだったらそこにするというもの。
基本的にはメディエーションもウォーターフォールも広告ソースの優先度を決めること自体は同じだがウォーターフォールは昔のもので枠に対して設定するのに対してメディエーションはメディエーショングループというものを作り、複数の枠に設定することができます。
メディエーションに追加した広告ソースの3つのステータス
ただメディエーションはただのウォータフォールとは違い下記の設定を広告ソースに対してできます。

リアルタイムのecpmの設定ができる広告ソースが増えれば実質的にはheader biddingのような水平入札(同時に複数の広告ソースにecpmを聞く方式)なのでより収益の向上を見込めます。
入札とウォーターフォールの違い
admobには入札というものがあり、これウォーターフォールと何が違うんだろうと管理画面で思った人も多いハズ。(きっと)入札は上記のリアルタイムの入札のことで広告ソースと連携をして広告ソースからリアルタイムに入札できるようになったもの。
入札の概要
https://support.google.com/admob/answer/9234488?hl=ja
リクエストからimp表示までの各指標
リクエストからimpまでの各指標の意味は下記記事にて解説。