standfmのCMプレスリリースでMAUなどの情報が公開され、すげえ勢いだと噂になっていますね。(実際すごい)standfmは同じ音声CGMのPdM的には本当に音声というコンテンツを理解して作られているプロダクト、事業モデルだなと思っているのでちょいまとめてみます。
音声は広告マネタイズが難しい
まずCGMサービスは安く集客して広告マネタイズで収支をプラスにするというのがよくある手法ではあるのですが、音声CGMにおいてはまあまあ難易度高いです。というのも音声の広告フォーマットって非常に難しいんですよね。
音声コンテンツの合間に入れるにしても広告主がまだそこまでいませんし、広告主側から見てもバナーの方がLPへの遷移スムーズだし、なんで音声フォーマット?ってなるんですよね。もちろん100%注意を奪えるなどメリットもありますが他のフォーマットとの差別化を仕切れておらず、国内では広告主がまだそこまでいません。
じゃあバナー広告出すかと言って音声なのでそこまで注意深くユーザーに画面見てもらっている時間も少ないという状況になっています。特にバックグラウンド再生されている時間は全く広告は視認されていない状態です。
音声は集客が難しい
また集客も難しい。泣
SEOはテキストコンテンツじゃない時点で相当難しくなります。またSNSでもテキストよりコンテンツ視聴の壁が高いためバズりにくい。テキストでフィード上で閲覧できるのとページにいって、イヤホンつけてみたいなのをやるのは結構手間なのです。まあそれが逆に炎上リスク少ないよねとかより深いユーザーだけ集められるよねとも言えるのですが。
standfmは有料コンテンツ+インフルエンサーで対応
音声コンテンツには上記の
- 広告マネタイズ
- SEOからの集客
の二つに難点があり、CGMで事業として成り立たせるのが結構難しいのですが下記の方法でstand.fmではビジネスモデルを作るみたい。
「音声配信アプリ「stand.fm」配信者の収益化支援として、「月額課金チャンネル」機能をリリース」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000056192.html
これは集客にもマネタイズにも聞いていていいなと思っていてインフルエンサーのコンテンツだったら課金もするし、集客もSNS経由で獲得できる。voicyも似たモデルだがまあこの形がいいよなあとは思う。
コラボライブ配信という打ち手のうまさ
「最大5人で同時配信!音声配信アプリ「stand.fm」に複数人でLIVE配信ができる新機能登場」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000056192.html
ビジネスモデル以外に上手いなあと思うのはコラボライブ配信でこれで相当コンテンツの長尺化が進んだんじゃないかなあと思う。一人でずっと喋るのって正直10分前後が限界じゃないかなと思っているんだが誰かと話すフォーマットなら30-40分くらいまで伸ばせそう。
音声コンテンツでは
バックグラウンド再生 + 長尺コンテンツ、もしくはプレイリストのような連続コンテンツ
のコンボを作れた時に滞在時間が劇的に伸びる。ライブでのコラボ配信はこの長尺コンテンツを無理なく作るフォーマットになっているし、そういう意図もあるんじゃないかなと思う。ライブの後にストックコンテンツとして保存させる導線がスムーズに作られているのもその意図が見え隠れする気もする。
「音声配信アプリ「stand.fm」2020年12月末より、初のTVCM実施決定」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000056192.html
実際に上記資料だと平均滞在時間は82分らしい。すごいな。。。
なんで短尺を複数よりも長尺の方がバックグラウンドに相性がいいかというとバックグラウンドで音楽以外のもので聞いていて10分おきにどんどん自動再生されていっても正直聞きたいコンテンツに連チャンで当たる可能性も低い。tiktokのみのアルゴリズムがあるならまだしも毎回いや違うんだけどみたいな状態になり、結局画面開くみたいな状態になると滞在時間は伸びない。
また、当たってもテーマがコロコロ変わると聞く方も疲れる。なのである程度の時間なんかしらのコンテンツを楽しみたいというニーズをかなえるのは30-40分の長尺コンテンツなんじゃないかなと思っていてそれは一人語りでは難しく、コラボ配信などで誰かと話すことで生まれやすいコンテンツなんじゃないかと思っているのでこの打ち手は滞在時間にも相当聞いてるんじゃないかなと思っています。